TEAM UEMATSU RACING SITE Counter
NEWS RACING REPORT PHOTO GALLERY BLOG TAD UEMATSU PROFILE UEMATSU Lady's LINK TOP
Vol.69
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第9戦 FUJI GT 300KM 決勝レポート
Vol.68
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第9戦 FUJI GT 300KM 予選レポート
Vol.66
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第8戦 KYUSHU 300KM 予選レポート
Vol.65
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第7戦 MOTEGI GT 300KM 決勝レポート
Vol.64
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第7戦 MOTEGI GT 300KM 予選レポート
Vol.63
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第6戦 INTERNATIONAL POKKA 1000KM 決勝レポート
Vol.62
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第6戦 INTERNATIONAL POKKA 1000KM 予選レポート
Vol.61
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第5戦 SUGO GT 300km RACE 決勝レポート
Vol.60
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第5戦 SUGO GT 300km RACE 予選レポート
Vol.59
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第4戦 マレーシア 決勝レポート
Vol.58
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第4戦 マレーシア 予選レポート
Vol.57
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第3戦 富士 決勝レポート
Vol.56
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第3戦 富士 予選レポート
Vol.55
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第2戦 岡山 決勝レポート
Vol.54
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第2戦 岡山 予選レポート
Vol.53
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第1戦 鈴鹿 決勝レポート
Vol.52
2008 Team UEMATSU スーパーGT 第1戦 鈴鹿 予選レポート

▼バックナンバー
2007 | 2006 | 2005以前
RACING REPORT Vol.57 2008 AUTOBACS SUPER GT Round3 FUJI GT 500km

Team UEMATSU スーパーGT 第3戦 富士 決勝レポート

2008 AUTOBACS SUPER GT Round3
FUJI GT 500km  決勝レポート

 公式予選では、天気予報に翻弄され8番グリッド、26番グリッドとなってしまったものの、これが本来の実力ではないことは間違いない。そして500kmレースは、ロングランを得意とするチームにとっては、うってつけの舞台でもある。♯4は8番手。♯16(VEMAC350R)は26番手、2台のVEMACはそれぞれのグリッドで第3戦、決勝スタートの時を迎えていた。

 この日の富士は、前日とは一転。朝から快晴につつまれた。気温も例年より上昇し、レース開始の2時には気温23度、路面温度は38度。ドライコンディションのもと、決勝はスタート。各マシンはフォーメーションラップを終えると、ローリングスタートを切った。

 1ピットと2ピット、作戦は真っ二つに別れることが解っていたこのレースは予想通り、序盤、2ピット勢が抜け出しレースをリードする展開となる。そして、1ピットであるポールの♯95 ライトニングマックイーン apr MR-Sが3周目に2ピット勢の♯33 HANKOOK PORSCHE にかわされると、その後は3台の2ピット勢と♯95でトップグループが形成され、レース序盤をリードした。

 ♯4のスタートドライバーをつとめるのは今回も阪口。阪口は、スタートから2周目に2台を早くもかわし6位に浮上。序盤は2 ピット勢についていくという、戦前に立てた作戦通りの展開に持ち込むことに成功する。そして、2ピットである5位の♯7 ORC雨宮SGC-7を追うために序盤からプッシュ。一方の♯16は植松がスタートをつとめ、こちらも26番手からオープニングラップで順位を一つ上げるなど、両者好調な出だしを見せていた。
しかし20周を迎えるころ、様相は変化しはじめる。阪口はここまで2ピット勢に劣らぬ速いペースを維持していたが、タイヤのタレが始まるこのあたりからマシンのバランスが変化していることに気がつく。そこまでの速いペースを維持することが難しくなった♯4は、まだ30周を残すこのスティントのタイヤマネージメントを冷静に考え、少しペースを落した。そしてこの後は第2 グループの中、抜きつ抜かれつの攻防をくり返すことになるが、ここを踏ん張ることで表彰台は見えてくる。阪口は辛抱強くポジションを守り続けた。
 そして一方の♯16にはさらなる、大事が待ち受けていた。15周目あたりでエンジンに違和感を覚えたのだ。スピードダウンを余儀無くされた植松は、その翌周に緊急ピットイン。ガレージにマシンをおさめた。メカニックがすぐに原因を調べたが、解明しないまま時間は過ぎて行く。ある程度の処置を施し、ドライバーを筒井に代え再びコースインはしたものの症状は改善されず、♯16は結局リタイヤを余儀無くされた。

 レースは中盤を迎えた。トップ争いは、2ピット勢が1回目のピットインを済ませたことで形を変え、♯95の独走状態となっていた。同じ1 ピットの♯2 プリヴェKENZO紫電が2位につけていたが、両者には15秒もの差があった。
♯4の阪口は、7位をキープしたまま52周目にピットインを迎える。この時点でまだ表彰台の可能性は消えてはおらず、目標達成はここから松下に託される。しかし、そのピット作業で手間取ってしまいタイムロスを喫したことに加え、アウトラップでも大きくロス。♯4はピット後の順位を、12位まで落すことになった。

 さらに松下のスティントも、厳しい戦いとなってしまう。順位に影響はなかったものの♯4は、阪口のスティントで他のマシンに一度接触していたのだった。マシンバランスは崩れ、大きなバイブレーションに見舞われ、松下はまったく速いペースを維持することが出来なかった。そのため、表彰台はおろかこの位置での我慢のレースが続いた♯4はその後、♯19 ウェッズスポーツIS350などにオーバーテイクを許すが、終盤トラブルを発生させたマシンに助けられ、100周を完走した時の順位は8位。スタートポジションにまで戻し、第3戦を終えた。結果で見れば決して悪いレースではなかったが、表彰台の絶好のチャンスを逃したことのショックが大きく、チームに2度目の入賞を果たした喜びはなかった。

 なお、第3戦の勝者はポールスタートの♯95。戦略が分かれたため序盤は目立たなかったが、結果的には終始圧勝のレースであった。

 練習走行でのトップタイムは確かに実力で奪ったものであり、今回♯4の速さは間違いなく本物であった。ロングランの安定度が武器であるチームウエマツノバが優勝を意識するのも、当然である。しかし今回はいつもとは逆の展開となり、レースのほうで失態を演じた。1発の速さとロングラン。この二つが合致した時でなければ上位フィニッシュは果たせないということだ。しかし、今季両方において一度は結果を出した♯4だけに、今後の努力次第で、いずれは合致する時が訪れるはずである。まだ6戦残っている。その時はそう遠くないだろう。

◇コメント

◎植松監督
「♯4については、『このままじゃ勝てない』と感じた一戦でした。課題がたくさん目につきました。良平は頑張ったけど、ピット作業は速くなかったし、松下のアウトラップもあれではダメ。一度チームみんなで集まって、徹底的に問題点を追求した上でそれを克服し、次の目標を立てるようにしなければ、勝てるレースも勝てないと思います。今回はまず、予選で天気予報に裏切られました。金曜日にトップだったにもかかわらず、それを活かすことが出来なかった。またレースでは、思ったより1ピットが多かったことも計算外でした。あとは松下のアウトラップ。松下にはいい勉強になったでしょう。♯16については、トラブルの原因が解っていません。ストレートスピードも現在のレギュレーションではレースになりません。次の参戦までにはGTAとも話をし、エンジンチューナーのシェラスポーツと策を検討し、レギュレーションに合ったエンジンに変更し、万全にしたいと思います。」

◎阪口
「マシンの調子は良かったし、最初は作戦通りに2ピット勢について行ける速いペースで走っていたのですが、タイヤが変化してくると思ったよりペースが悪くなってきたのでタイヤのことも考えなければならなくなり、抜きつ抜かれつになってしましました。タイヤがいい時は速いのですが、タレてきた時のマシンの変化の具合を、自分もチームも掴み切れていないと思います。でもそんな状況の中でも、ポイントは獲れて良かった。ようやく1発が速くなってきたので、ロングランにもさらに磨きをかけて行きたいと思います。マシンは常時進化していますから、マレーシアではさらに進化してくるでしょう。」

◎松下
「良平さんのときに接触があったせいなのか、自分のスティントは最初からマシンバランスが悪く、バイブレーションがひどかった。今回は、速いペースを維持して走ることが出来ませんでした。また、バトルが続いたことでタイヤを使いすぎてしまったのか、その後もなかなかペースがつかめなかった。今回のレースは、精神的にとても疲れるレースでした。でも、ポイントが獲れたことは良かった。金曜日トップだったことで周りの期待は大きかったと思いますが、レースはそんなに甘くないですね。とにかく“大変”でした。」

◎筒井
「今まで出なかったエンジントラブルが決勝で出てしまいました。これもレース、凄く残念ですが、それよりもエンジンパワーが足りない。明らかにスピードで他車についていけないのに救済がもらえないのは同じレースを戦って行く上で非常に残念です。次回はGTAやチームが何とかしてくれると思います。」


Copyright © UEMATSU.Inc. ALL RIGHTS RESERVED.