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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第9戦 FUJI GT 300KM 決勝レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第9戦 FUJI GT 300KM 予選レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第8戦 KYUSHU 300KM 予選レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第7戦 MOTEGI GT 300KM 決勝レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第7戦 MOTEGI GT 300KM 予選レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第6戦 INTERNATIONAL POKKA 1000KM 決勝レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第6戦 INTERNATIONAL POKKA 1000KM 予選レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第5戦 SUGO GT 300km RACE 決勝レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第5戦 SUGO GT 300km RACE 予選レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第4戦 マレーシア 決勝レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第4戦 マレーシア 予選レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第3戦 富士 決勝レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第3戦 富士 予選レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第2戦 岡山 決勝レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第2戦 岡山 予選レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第1戦 鈴鹿 決勝レポート
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2008 Team UEMATSU スーパーGT 第1戦 鈴鹿 予選レポート

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RACING REPORT Vol.56 2008 AUTOBACS SUPER GT Round3 FUJI GT 500km

Team UEMATSU スーパーGT 第3戦 富士 予選レポート

2008 AUTOBACS SUPER GT Round3
FUJI GT 500km  予選レポート

 スーパーGTの2008年シーズンは、早くも第3戦を迎えた。ゴールデンウィーク恒例となったこの富士の500kmレースに、チームウエマツノバは開幕戦同様♯4(VEMAC320R)と、♯16(VEMAC350R)の2台体制で挑む。フル参戦の♯4は、開幕戦で8位入賞を果たしたものの第2戦では連続入賞はならず。この第3戦はリベンジの舞台となる。ライバル達に比べストレートスピードにやや弱点を持つVEMACはストレートの長い富士は不利なのでは、という憶測もあるが実際はVEMAC自体の戦績は悪くなく、チームの自信は揺らいではいない。また、今季新生チームではあるものの、チームウエマツノバは、実績のある二つのチームが統合したチームである。500kmレースという戦略性の高い戦いにこそ、そのチーム力がより発揮されるはずである。
 そして、金曜の練習走行で♯4は、初となる総合トップタイムをマーク。このことが、チームにさらに自信をみなぎらせることになる。監督の植松は、入賞はおろか表彰台、いや優勝までも視野に入れ公式予選に挑んだ。

 しかし、この日の富士は朝から予想外の雨に見舞われ波乱を予感させる。予選1回目の開始時刻である10時の1時間程前から降り始めた小雨は開始を迎えても振りやまず、ウェット宣言のもと予選1回目は開始。全マシンがウェットタイヤでコースに入る。序盤、上位のタイムは2分前後と、まだ予選アタックとは呼べない状況でセッションは進行。そして、唯一の4駆マシンである♯77 クスコスバルインプレッサが1’52.257と2位以下を大きく引き離しトップに立つと、そのまま当然のごとくこのレインセッションを圧倒的にリード。♯77は、周回を追うごとにタイムを上げて行った。
 チームウエマツノバは♯4が阪口、♯16は植松が開始と同時にコースイン。♯4は阪口がまず、1’57.774で3位につける。そして翌周もタイムアップを果たし、1’57.643をマークすると一旦ピットイン。ドライバーを松下に代えた。雨はこの時点でおさまりかけており、混走時間帯に向かうに従い路面状況が好転すると読んだチームは、占有時間帯のうちにセカンドドライバーが基準タイムをクリアしておく作戦を採ったのだった。一方の♯16は性能調整によるストレートの伸びのあまりのなさに苦戦し下位に甘んじていたが、やはり同じ作戦を敢行。残り10分を筒井に託す。そして占有走行は終了。トップは変わらず♯77のままであった。

 その後GT500クラスの占有走行が終ると、セッションは混走へと突入する。GT300の占有の後半からGT500の占有にかけてスリックを試すマシンもあったが、結局路面状況は大きくは好転しなかった。GT500もGT300も、ほぼレインタイヤに戻し混走でのアタックを開始。そして、この混走時間帯でのタイムが順位を決めることとなった。
 GT300のトップは変わらず♯77。序盤で早くも1’50.481をマークし、ベストタイムを更新する。コースが非常に混雑する中、全マシンがエースドライバーを起用しフルアタックを仕掛ける展開となったこの混走だったが、4駆マシンにかなうマシンは結局現れず。唯一今回がデビューとなる♯19 ウェッズスポーツIS350が1’50.556で食い下がるのが精一杯となり、このまま♯77が暫定ポールを決めた。
 チームウエマツノバの♯4は、占有走行の後半で結局松下が想定タイムをマークできなかったことで、混走でも再び松下をコースインさせる。そして当初は基準タイムを出した後にすぐ阪口にスイッチし、アタックを再開する予定だった。しかし、松下はここで天候のタイミングもあり、1’53.469というベストタイムをマークし、チームを6位まで浮上させたのだった。その後予定通り阪口に代わったが、雨脚が強まり、松下がマークしたベストからの更新はならず、♯4はそのまま暫定7位でスーパーラップ進出を決めた。また、一方の♯16はエースカーの#4に比べてもストレートスピードが時速9km遅く、混走時間帯で植松が1’56.934までタイムを上げたものの、26位で公式予選を終えた。

 午後になると雨は上がり、路面は徐々にドライへと向かって行く。このままであれば、スーパーラップを迎える午後3時すぎには完全にドライとなることは間違いなかった。しかしそのあたりで再び雨になるという予報もあり、監督の植松は、スーパーラップの出走ドライバーを決定しなければならないタイミングを迎え悩んでいた。ドライなら当然、ポールポジションを可能性がある阪口だが、レインであれば、未経験であるものの午前のレインセッションでベストタイムをマークした松下を起用するつもりだったのだ。そして、悩んだ末、予報を当てにして植松はレインと判断し、松下を選んだ。

 その選択は、凶と出る。結局雨はその後、降り出すことはなかった。午後3時45分から予定通り、スーパーラップは完全ドライ状態の路面で開始された。
 ♯4松下のアタック順は4番目。そこまで特に波乱はなく、午前の順位から変動はなかった。ベストタイムは♯110 KUMUHOBOXSTER-GTの1’44.789。ハードルもそう高いわけではない。しかし、スーパーラップはおろかニュータイヤさえもが初体験となる松下には、この独特のアタックに対するノウハウが何もない。臆することなく精一杯挑んだ松下だったが、結局1’45.863に留まってしまった。そして、その後のアタックで♯4を上回れないマシンが2台出たため、♯4は結局8番グリッドを獲得し予選を終えた。

 前日の練習走行での順位、タイムを思えば、♯4にとってはやや期待外れの予選だったかも知れないが、この経験によって松下が成長することはチームにとってむしろプラスとなるだろう。そして明日も、いつものチームウエマツノバであれば、必ずレースで順位を上げてくる自信はあった。なぜなら、昨年、このレースで我慢の1ピット作戦で予選19番手から植松阪口組が、見事に7位入賞した実績があるからだ。初の表彰台獲得の可能性は決して薄らいではいない。

 なお、第3戦のポールポジションは、♯95ライトニングマックイーンMR-Sがスーパーラップで逆転の末奪った

◇コメント

◎植松監督
「♯4のスーパーラップは私のミスチョイス。その時間帯は予報では雨だったので、午前中雨で速かった松下で行こうと決めたのですが、結局ドライになってしまいました。トップタイムは44秒台だったし、昨日43秒台を出した阪口で行っていれば、ポールだったかも知れなかったですね。でも明日のレースで考えると、♯4の前のグリッドは2ピット作戦だと思われるマシンが4〜5台。そういう意味ではまだチャンスは充分あります。2ピット勢とのラップマージンは0.8秒、ついていけるだけついていって、なおかつタイヤマネージメントにも気をつけて走っていれば、表彰台の可能性は高いと思います。去年も同じ作戦で19位から7位まで順位を上げていますし、自信はあります。一方♯16の方は、ドライだったら15〜16番手ぐらいの速さでしょう。こちらは2ピットだということもあり、序盤からイケイケで攻めるしかなさそうですね。スタートから全開で行きます。」

◎阪口
「ドライの場合は自分がスーパーラップをやる予定だったのですが、チームの判断が雨だったのでしょうがない。でも松下にとっては、いい経験になったと思います。確かにポールを獲ればインパクトがあるし、欲しかったといえば欲しかったですけどね。それでも結果8位なので、悪い結果ではない。松下も若いし、手堅くまとめるよりあれで良かったと思います。明日の作戦はまず、イライラしないこと。かといってうちは1ピットなので、タイヤマネージメントもしっかり考えなければならない。レース中のすべての判断を間違えず、コンスタントなレースをして表彰台を目指したいと思います。」

◎松下
「初めてのスーパーラップだったのですが、何も考えず普通に走りました。特に緊張もなかったし、選んでくれた監督に感謝したいと思います。出来としては、いくつかミスもあったので20%程度といったところ。満足はとてもできません。とにかくニュータイヤが初めてだったので、どこが一番おいしいかとか、感覚が解っていなかった。これは今後を考えると、大きな糧になったと思います。明日は、同じ1ピットであろう♯43と♯95との位置関係とギャップをしっかり把握しながら走ることを心掛けたい。ロングランは2戦とも良かったし、自信があります。」

◎筒井
「350Rはストレートスピードでは厳しいですが、コーナーは速いので、明日はとにかくノーミスで走り切ることが大事だと思います。そうすれば長丁場だしサバイバル戦になるでしょうから、チャンスはきっと訪れるはず。荒れる展開中、うちはうまく生き残って、最終的に10位以内までもって行くことが理想ですね。」


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